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何気なくamazonを検索して、テレビでおなじみの斉藤孝さんの著書“速読術”を購入しました。私の、斎藤さんへのイメージは、どちらかというと芸能人化してしまった、パフォーマンスばかりであまり中身のない教授、と大変失礼ながら思っていました。しかし、その後、本を読んだり、斎藤さんの情報を知ることによって、現在では、私の尊敬出来る人のひとりになってしまいました。

『速読術』
これは、いわゆる、目を速く動かす、といった単なるテクニックを紹介している本ではありません。
読書とはどういうことをもたらしてくれるのか、多読すべき理由とはなんなのか、ということを明確に教えてくれます。

つまり、読書とは、新しい概念を得ることであり、それによって、視点移動(考え方のシフト、相手の立場になって考えたりすること)が簡単にできるようになり、その視点移動こそが理解力であり、それができるひとが知的な人である。とおっしゃっています。多読によって、それを身につけ、鍛えることができるわけです。

細かい速読のテクニックは、非常に実践的ですが、だからといって、すぐに速読が出来る術ではありません。(当たり前ですが。最近は、小手先のテクニックを求める人がおおいので・・・)

私なんかは、現国がだいの苦手で、そういう意味では、文脈を読む力が非常に低い、のだと思います。ですから、この実践法に従って、なんとか、理解力をつけて、視点移動が上手にできるようになりたいなぁと思っています。

本の中で、個人的に、なるほどなぁと思ったことです。以下、斎藤さんの意見なのですが、私の言葉で語らせてください。

最近のテレビでは討論番組が多く見られます。そうでなくとも、芸能人どおしが番組の中で意見をぶつからせたりしてその激論ぶりが面白い、ということで舗装しているような番組もたくさんあります。
しかし、それらを見て、なにか、非常にみっともないような、知的でないような印象を与えるのはどうしてでしょうか?

それは、激論を交わしている人たちは、視点移動、ができていないのです。相手の視点にたって物事を考えると、「確かにそうですね」といった話になるはずです。しかし、相手の立場になって考えようとする態度にない。これこそが、彼らには理解力がないことを示しているわけで、したがって、知的レベルが低いという印象を与えてしまうのです。
本来あるべき姿の討論とは、正と反のものを足しあわせてさらに正を創りだすような、弁証法的な議論でなければなりません。それこそが、知的レベルの高いものなのです。

最近の番組プロデューサーは、単なる激論のパフォーマンスが、視聴者が面白いと思っているのか。。。本当に、無駄な、子供に悪影響のあるテレビ番組の多いこと。

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