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12/22、世田谷パブリックシアターにてまちがいの狂言を初めて見ました。
まず、びっくりしたのが、会場に入ったらば黒草の民として、面をつけて黒いマントをかぶった人たちがうろうろと『ややこしや~』っていいながら歩いていました!「にほんごであそぼ」で観たことがあったので、とっても嬉しかった。
内容としては子供でも狂言が初めてな人にも楽しめるわかりやすく面白い内容でした。萬斎さん節がとても出ており、狂言以外のところで得たものを活かした演技をされていたと感じました。
演劇終了後、萬斎さんトークがあり、初めて萬斎さんが芝居以外で話すところを聞きましたが、かなり長いことお話をしてくださったにもかかわらず、その内容、話し方が流暢、間もよく、かつ、難しいことをわかりやすくたとえながら面白く、理論的にお話され、長かったですがすっかり聞き入ってしまいました。どうしてこんなにおはなしが上手なんでしょうね。
私は萬斎さんにいちファンとして見とれる一方、また、能狂言の勉強にもなった一方、自分の苦手なプレゼンという意味でも色々考えさせられ、勉強になりました。
質問を受けても、きちんと冷静に理論的に回答されているのを聞いて、すごいなぁ~ってつくづく思いました。それだけ日ごろから考えて考えているから、また、場という意味でもこなしてきているから、あんなに堂々と冷静に、理論的に、回答ができるんでしょうね。やっぱり、凡人とは違います。。。
・まちがいの狂言の舞台中心にある仕掛けは、女性の子宮を意識した物。伝統芸能、特に能楽堂には、松(名前がありましたが忘れてしまいました)が描かれているが、場所によっては、とても男性的・女性的に書かれており、芸能というものが神を意識していたように、男根崇拝などが現れているもので、今回の舞台もそれを反映し、女性の子宮にみたてた幕をつけていたとのこと。また、その幕にはおたまじゃくしが描かれているが、それが、精子であり、最初の双子が生まれるシーンにもつながるということ。お芝居ってかなり考えられて作られているんですよ、まぁ演出者の自己満足なんですが、と。
・世田谷パブリックシアターは、公共、つまりみなさんの税金で成り立っている物。一方で民間の演劇場は商売でやっているから、流行に沿って面白いもの、お客さんがはいるものをやる。しかし、パブリックシアターではそうではなく、演劇に関わる人が試してみたいと思うものをやる場所である。私が思うに、演劇というのは100パーセントわかってしまう、わかりやすい、誰でも理解できるものではなく、わからないところを想像してもらう余白のあるものがよいのだと。しかし、そうなると、わからないからということでお客さんが入りにくくなってしまう。わけがわからないものをしてもだめだが、しかしそういった演目にチャレンジできるということが世田谷パブリックシアターにて担うべき責任でもある。
・3月に間違いの狂言をフランスのシルク・ド・ソレイユではなく○○ソレイユでやるとのこと。(忘れてしまいました!)
・演出しながら演じるのはほんとうに大変なので、しばらくは、演出されてみようと思いますとのこと。なので、キャストとして出演することになりそうだが、一方で、演出だけすることもしてみようと思います、ということ。
・シェイクスピアの舞台を再現したイギリスのグローブ座でも間違いの狂言を行った。そこではイギリスの地元の人だけではなく、観光客としてやってきている人もいるため、日本語。英語を話さない人にもわかる内容にするために色々と考えながらやってきた。当初よりも現在の形は色々アレンジをして変わってきている。グローブ座には、能楽堂と同じように柱があり、屋根がある。観客席には屋根はないので雨がふればびしょ濡れになる。
などなど他にもたくさんなるほど~ってためになるおはなしをしていただきました。
今年ももう終わりですが、今日から、そして来年も、萬斎さんに恥ずかしくない人間になれるよう、頑張ります!そして狂言・お芝居、見に行きますよ!お体に気をつけて頑張ってください!!
まず、びっくりしたのが、会場に入ったらば黒草の民として、面をつけて黒いマントをかぶった人たちがうろうろと『ややこしや~』っていいながら歩いていました!「にほんごであそぼ」で観たことがあったので、とっても嬉しかった。
内容としては子供でも狂言が初めてな人にも楽しめるわかりやすく面白い内容でした。萬斎さん節がとても出ており、狂言以外のところで得たものを活かした演技をされていたと感じました。
演劇終了後、萬斎さんトークがあり、初めて萬斎さんが芝居以外で話すところを聞きましたが、かなり長いことお話をしてくださったにもかかわらず、その内容、話し方が流暢、間もよく、かつ、難しいことをわかりやすくたとえながら面白く、理論的にお話され、長かったですがすっかり聞き入ってしまいました。どうしてこんなにおはなしが上手なんでしょうね。
私は萬斎さんにいちファンとして見とれる一方、また、能狂言の勉強にもなった一方、自分の苦手なプレゼンという意味でも色々考えさせられ、勉強になりました。
質問を受けても、きちんと冷静に理論的に回答されているのを聞いて、すごいなぁ~ってつくづく思いました。それだけ日ごろから考えて考えているから、また、場という意味でもこなしてきているから、あんなに堂々と冷静に、理論的に、回答ができるんでしょうね。やっぱり、凡人とは違います。。。
・まちがいの狂言の舞台中心にある仕掛けは、女性の子宮を意識した物。伝統芸能、特に能楽堂には、松(名前がありましたが忘れてしまいました)が描かれているが、場所によっては、とても男性的・女性的に書かれており、芸能というものが神を意識していたように、男根崇拝などが現れているもので、今回の舞台もそれを反映し、女性の子宮にみたてた幕をつけていたとのこと。また、その幕にはおたまじゃくしが描かれているが、それが、精子であり、最初の双子が生まれるシーンにもつながるということ。お芝居ってかなり考えられて作られているんですよ、まぁ演出者の自己満足なんですが、と。
・世田谷パブリックシアターは、公共、つまりみなさんの税金で成り立っている物。一方で民間の演劇場は商売でやっているから、流行に沿って面白いもの、お客さんがはいるものをやる。しかし、パブリックシアターではそうではなく、演劇に関わる人が試してみたいと思うものをやる場所である。私が思うに、演劇というのは100パーセントわかってしまう、わかりやすい、誰でも理解できるものではなく、わからないところを想像してもらう余白のあるものがよいのだと。しかし、そうなると、わからないからということでお客さんが入りにくくなってしまう。わけがわからないものをしてもだめだが、しかしそういった演目にチャレンジできるということが世田谷パブリックシアターにて担うべき責任でもある。
・3月に間違いの狂言をフランスのシルク・ド・ソレイユではなく○○ソレイユでやるとのこと。(忘れてしまいました!)
・演出しながら演じるのはほんとうに大変なので、しばらくは、演出されてみようと思いますとのこと。なので、キャストとして出演することになりそうだが、一方で、演出だけすることもしてみようと思います、ということ。
・シェイクスピアの舞台を再現したイギリスのグローブ座でも間違いの狂言を行った。そこではイギリスの地元の人だけではなく、観光客としてやってきている人もいるため、日本語。英語を話さない人にもわかる内容にするために色々と考えながらやってきた。当初よりも現在の形は色々アレンジをして変わってきている。グローブ座には、能楽堂と同じように柱があり、屋根がある。観客席には屋根はないので雨がふればびしょ濡れになる。
などなど他にもたくさんなるほど~ってためになるおはなしをしていただきました。
今年ももう終わりですが、今日から、そして来年も、萬斎さんに恥ずかしくない人間になれるよう、頑張ります!そして狂言・お芝居、見に行きますよ!お体に気をつけて頑張ってください!!
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